Adobe Encore
かつて私が愛用していたオーサリングソフト。
普段 Adobe Premiere Pro を使用して映像編集をするので、同じAdobe製のオーサリングソフトであるEncoreを使って、DVDやBlu-rayディスクを作っていた。
このソフト、動作が不安定だったりバグがあったり、動画変換を任せると画がボロボロになったりと、よくも悪くもオモシロイそふとだったのですが(…結構泣かされた場面が多かったですが)。
Photoshopを併用することでメニュー画面を割とと自由にデザインできたり、ディスク入れた直後の動作やメニュー画面のボタンを押したときの動作をフローチャート形式で設計できたり、自由度が高かったのです。
ですが、2010年中盤くらいだろうか、Adobeが Creative Cloud を発表し、ソフトウェアがサブスクリプション形式になったときに、開発が終了してしまった。CS6が最終リリース。一応ダウンロードとインストールはできるけどサポートはしないよ、という状態だった。
動画市場での納品形態が円盤ソフトではなく、データやWEBにシフトしていく流れになってきていたので、それ合わせてのことだろう。
で、2年前くらい?、使用しているMacを最新バージョンにアップデートしたら、、、動作しなくなってしまった。サポート対象外ということで、ハブられてしまった。
これからはディスク制作はしません! と言うことも考えたが、当時頂いていた案件の殆どが、ディスク納品を前提としたもの。いきなりそう云うこともできず、、、
ということで、現在は編集をAdobe Premiere で、オーサリングをGrassValley Edius 9 で行うというワークフローになった。
いやだったら、Ediusで編集してそのままディスク化すればいいじゃないか、と思う。
何度かEdiusで編集して納品したこともあるのだが、独特の操作性になれることができず、普段より編集に時間がかかってしまい、これならPremiereで編集して中間ファイルで受け渡ししてもそんなに時間が変わらないな、との結論に至り、帰ってきたのだ。
と、ここまでディスク納品に必要なソフトのことを書いてきたが、昨年2020年はデータ納品する割合が多かった。今後のトレンドとしては、周回遅れな感はあるが、データ納品の割合が多くなるのであろう。しかしそのなかでも、ディスクが必要な場面は出てくると思われるので、時々振り返り、操作の仕方を忘れぬようにしていたい。
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