普段はAdobe Premiere Pro を使用して編集作業をしていますが、Blackmagic Design 社の DaVinci Resolve は、無料で使用できて、かつ編集機能が充実しているという話を周囲からよく耳にし、「そろそろ使ってみるべ」ということで最近、重い腰をあげて試用してみることにしました。
インターフェイス(画面)は、Adobe Premiere Pro と大きく変わらず、シンプルなアイコンをシンプルに配置してあるデザインであることから、なれると結構使いやすいのかなーなんて思いました。
が、問題が発生。
編集しようと思った動画を読み込ませると、こんな画面になったのでした。
メディアオフライン。
いや、今、メディアページのメディアストレージタブから、素材データを直接見に行ってるのによ。
そこに素材があるのによ。
「メディアオフライン」
・・・・・・。
しかしながら、正常に読み込まれる動画もあるんです。
読み込める動画は、正常に取り込むことができて、編集作業に使うことができて、書き出しまでしっかりできる。
でも、自らがカメラで撮影した映像はことごとく編集に回すことができない。
な・ぜ・だ。
2週間くらい頭を悩ませていたところで、無料版と有料版の違いについてネットサーフィンして調べてみると、
「10Bit H.264」
というキーワードが。
そう。
自分が編集用の素材として撮影していた映像は、全て 10bit H.264 の形式で収録されたものでした。
ためしに、カメラ側の設定を変えて、1クリップだけ 8bit h.264形式で収録してみると‥‥
出ましたよ。すんなりと。
なるほど。10bit h.264 素材を扱うには、有償版が必要なんですね。
‥‥また腰が重くなったわい
追伸:
ちなみに、これ、最近話題のカメラで高画質モードで撮影すると、引っかかるんですよね。
自分の場合、XAVCやXAVC-Sで、S-logモードやHLGモードで撮影するときは、トーンジャンプを抑えるためになるべく10bit撮影するようにしてるんですが、これだと全部ひっかかるんですねー。あぁ。
さらにちなみに。今回はMac OS 版でのお話でしたが、この仕様に関してはWindows版も同様です。当たり前ですよね。
ただ、Windows版にはもう一つ厄介な現象があるんですよ。XAVC HD 60p 35Mbps のおそらく8bit撮影した映像が、Macでは何の問題もなく表示されていたものが、「メディアオフライン」にはならないけど「音声しか読み込まれない」つまり「映像が出てこない」現象が発生するんです。これがいったいナニモノなのか。。。今後検証してみなきゃですね。ていうか、有償版買えよって話かもしれませんが^^;
追伸(2024/11/06)
わたしは、この記事の執筆当時は、Adobe Media Encoder で変換して取り込むという技を使うことで最終回避しておりました。
未検証ですが、こういったフリーソフトで該当する動画を変換かけてからDaVinch Resolveに読み込めば、使えるようになるんでしょうかね。。。
追伸(2024/11/02)
もし、有償版のDaVinch Resolve を購入する際は、公式サイトではなく、Amazonなどのショップのほうが、価格に割引が入っていたり、ポイントが付与されます。
また、購入するまでは至らない場合は、ライセンスをレンタルするという方法もあります。
パンダスタジオでは、Blackmagic Design DaVinci Resolve Studio 19 ソフトウェア (USBドングル版)があり、1日1,000円くらいでレンタルすることができます。H.264 10bit映像を一時的に編集する必要がある場合は、こちらを活用するのもありかもしれません。
追伸(2024/10/29)
主に「Adobe Premiere Pro」の使い方を個別相談できるサービスを開始しました
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