Adobe Premiere Pro には、プロキシ映像を使って編集をするモードがあります。
4K映像の編集や、マルチカメラ編集といった、マシンパワーを多く必要とする編集技法を行う際に、快適な作業を実現できる非常に有用なモードです。
プロ向けのカメラなどで、撮影時にプロキシ映像を同時作成しながら記録することができますが、Premiere 上で作成することもできます。
ですが、これを作成するときに、注意ポイントがあります。それは、フレームレートです。
CPUやI/Oの負荷を軽減するために、60pの映像を30pに下げて編集することを検討しました。そこで、Media Encorder上で、30pのProRes422 Proxy を 解像度853×480 でプロキシ映像を作成し、Premiere上でリンクさせてみました。
すると、、、なんと2倍の速さで映像が再生されているではありませんか…
ここからは推測となりますが、プロキシ映像は、元々プロジェクトに読み込まれている元映像の情報をそのまま引き継いで作動する使用になっているのかもしれません。元々の映像は60pで、用意したプロキシ映像は30p、つまりフレームレートが1/2。でも元情報は60pのままだから、30pの映像を60pに合わせようと、2倍速で回してしまう。
あぁ、実時間分使ったエンコード時間が見事に水の泡わわわ。
一つ知見を増やせたということで、良しとしましょうか。
鉢峯輝敏
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