ホールの照明設備が動作しないトラブルに直面されたことはありませんか?先日、香川県にあるイベントホールのオーナー様から「照明機材が点灯しない」とのご相談を受けました。
そのイベントホールでは AmericanDJ の LED 照明機材 を DMX 信号により制御 しております。そのDMX信号は、インターフェイスを介してパソコンから送る仕組みになっていました。
今回はそのトラブルを解決するまでの流れをご紹介します。同じような問題が発生した場合の参考になれば幸いです。
トラブルの状況と初期診断
照明機材が点灯しない原因は、さまざまな可能性があります。まずは以下の2つのポイントを確認しました。
1. 照明機材自体の電源供給を確認
照明機材に電源が入っていない場合、当然ながら機材は動作しません。ブレーカーが落ちていたり、漏電が起きている可能性も考えられるため、 100Vの電源が供給されているかどうか を確認しました。
→ 結果:今回のケースでは、電源は正常に供給されていました。
2. DMXインターフェースの動作状況を確認
AmericanDJのDMXインターフェースには、以下の2つのモードがあります。
• PCモード(パソコンから制御可能)
• スタンドアロンモード(単独動作でパソコンの指示を受け付けない)
スタンドアロンモードに切り替わっていると、パソコンからの指示が届かないため、機器の表示板を確認していただきました。
表示板には、正しく「PC」と表示されている必要があります。
→ 結果:何も表示されていないことが判明。
原因の特定と最終確認
表示が出ていないことから、 DMXインターフェースとパソコンの接続が不安定 になっている可能性が考えられました。そこで、次の点を確認しました。
USBケーブルの接続状況
、こちらが抜けていると信号を送れません。
実際に確認していただいたところ、USBケーブルが外れていました。
トラブル解決
USBケーブルを再接続した結果、照明機材は無事に点灯。オーナー様も安心されました。
同様のトラブルが起きた場合は、以下の手順で原因を特定してみてください。
- 照明機材の電源確認(100V供給確認)
- DMXインターフェースのモード設定を確認
- USBケーブルや接続状況を確認
まとめ:トラブル時には基本を確認
照明機材が点灯しない原因は、機器自体の不具合だけではなく、配線や設定ミスといった基本的な要因であることが多いです。
今回のケースではUSBケーブルが抜けていたことが原因でしたが、このような初歩的なチェックで解決できる場合も多いです。
studioはっち では、映像や照明機材に関するトラブル解決のサポートも行っています。香川県内や四国地方でお困り事があれば、お伺いすることも可能です。
もしお困りのことがあれば、お気軽にお問い合わせください!
コメント