映像制作に携わる皆様、こんにちは!香川県高松市の映像制作studioはっちです。
最近、お客様からDVDの焼き増しをご依頼いただいた際、ちょっとしたトラブルが発生しました。お客様ご自身でオーサリングソフト「Leawo」を使って作成されたISOイメージファイルを元にDVDを焼いたところ、映像が本来のサイズよりも小さく表示され、上下左右に黒い縁が出てしまうという現象が起きてしまったのです。
せっかく制作された映像が、これではお客様の意図した形で視聴者の方に届けることができません。そこで今回は、この問題をどのように解決したのか、その過程と原因、そして今後の対策について、映像編集を始めたばかりの初心者の方にも分かりやすく解説したいと思います。
DVD焼き増しで発覚した映像サイズのトラブル
今回ご依頼いただいたお客様は、これまで写真館を経営されており、最近映像制作にも力を入れ始めたとのこと。ご自身で編集された映像をDVDにまとめ、お客様に納品するために、studioはっちに焼き増しと盤面印刷をご依頼いただきました。
お客様からは、Leawoというオーサリングソフトで作成されたDVDのISOイメージファイルをお預かりしました。通常、ISOイメージファイルは、DVDの内容をそのまま保存したデータなので、これを使ってDVDを焼けば問題なく再生できるはずです。
しかし、最初に焼き上がったマスターディスクを確認してみると、16:9のハイビジョンサイズの映像が、画面いっぱいに表示されず、上下左右に黒い枠が表示された状態で再生されたのです。まるで映像が縮小されて、その内側に押し込められているような状態でした。
これでは、せっかくの映像の魅力が半減してしまいます。お客様にご確認いただいたところ、「自分の方では特に映像サイズの設定は意識していなかった」とのことでした。

原因の探求:なぜLeawoで焼くと映像が小さくなる?
普段、studioはっちでは、映像編集ソフトEdiusに搭載されているDVD/Blu-rayの書き込み機能を使用しています。この機能を使う場合、入力された映像ソースに合わせて最適な画面サイズで自動的に書き込んでくれるため、今回のような黒縁が出てしまうという現象はほとんど起こりません。
そこで、お客様が使用されたオーサリングソフト「Leawo」に原因があるのではないかと推測しました。お客様に詳しくお話を伺うと、Leawoに映像を取り込む際に、DVDの規格に合わせてSD画質(720×480ピクセル、アスペクト比16:9)の映像をインポートされていたとのことでした。
これが今回の問題の根本的な原因だと考えられます。つまり、Leawo側でDVDの規格に合わせて映像をSDサイズに変換した上で、さらに何らかの理由で再生時に縮小表示されてしまったのではないか、ということです。
解決策:フルHD映像をインポートしてLeawoに変換を任せる
この問題を解決するために、studioはっちからお客様にご提案したのが、「DVDに書き込む設定はそのままに、Leawoに読み込ませる映像のサイズをフルハイビジョン(1920×1080ピクセル)にする」という方法でした。
DVDの記録容量には上限があるため、最終的な画質はDVDのSD画質に落とす必要があります。しかし、その変換処理をLeawoのソフト内で行わせることで、最適な画面サイズでDVDが作成できるのではないかと考えたのです。
お客様に再度オーサリング作業を行っていただき、フルHDサイズの映像をLeawoにインポートしてDVDを作成していただいたところ、なんと!今度は正常な画面サイズで映像が再生されたのです。上下左右の黒縁もなくなり、映像が画面いっぱいに表示されました。

LeawoでDVD作成時の注意点:映像サイズはフルHDで!
今回の事例から学んだことは、LeawoなどのオーサリングソフトでDVDを作成する場合、元となる映像は可能な限りフルHDサイズで用意し、ソフト側でDVDの規格に合わせた変換処理を行う方が、意図しない映像の縮小表示を防ぐことができるということです。
映像編集ソフト側で無理にDVDサイズに変換してからオーサリングソフトに渡すと、今回の事例のように、さらに縮小されてしまうなどの予期せぬトラブルにつながる可能性があります。
DVD/Blu-ray制作でお困りの際は、studioはっちにご相談ください
studioはっちでは、DVDやBlu-rayの書き込み、盤面印刷、プレス(量産)、そして最終的な品質チェックまで、映像制作のあらゆる工程をサポートしています。
特に、今回のお客様のように、映像制作を始めたばかりの方や、初めてDVD作成に挑戦される方にとって、オーサリングソフトの設定や映像の規格など、分からないことが多いかと思います。
「自分でDVDを作ってみたけどうまくいかない」「大量にDVDを制作したいけど、どこに頼めばいいか分からない」といったお悩みを抱えている方は、ぜひ一度studioはっちにご相談ください。
安心のマスターチェックサービス
お客様ご自身で作成されたDVDマスターやISOイメージファイルからの量産をご希望の場合でも、ご安心ください。studioはっちでは、オプションとしてマスターチェックサービスをご用意しています。
- 簡易チェック: 画角のずれや著しい映像の乱れがないかを飛ばし見で迅速にチェックします。
- 最終マスターチェック: 映像・音声の品質全般にわたり、一般の視聴者が見る上で問題がないかを丁寧にチェックします(別途お見積もり:通常プラス5万円程度)。
これらのチェックサービスをご利用いただくことで、お客様の大切な映像を高品質なDVDとしてお届けすることができます。
まとめ:高品質なDVD/Blu-ray制作はstudioはっちにお任せ!
今回の事例を通じて、オーサリングソフトの特性を理解し、適切な映像サイズでデータを受け渡すことの重要性を改めて認識しました。
studioはっち、長年の映像制作の経験と確かな技術で、お客様の想いを込めた映像を最高の品質でDVDやBlu-rayとしてお届けいたします。
DVDやBlu-rayの制作について、どんな些細なことでも構いませんので、お気軽にご相談ください。皆様からのご連絡を心よりお待ちしております。
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