【コラム】無料から始められる動画編集ソフト

Tips

2025.01.29

パソコン

よみかた：クリップチャンプ

対応OS：Windows

Windows11を使用しているユーザーであれば、基本機能を無料で使用できる、動画編集ソフトです。

1080p（フルハイビジョン／FHD）の解像度までの映像編集であれば、無料の範囲内です。記念ビデオの作成やYouTube動画の編集、SNSにアップする動画の編集であれば必要十分でしょう。

動画をカットしたり、文字（テロップ）を入れたり、音楽・効果音をつけたり、簡単な色調整をかけたり、といった動画編集の基本的な機能がしっかり搭載されています。

プランに含まれていないプレミアム機能を使うと、透かし（Clipchampのロゴ）が入ります。

逆に、基本機能であるカット編集やテロップ編集を使い、エフェクトやトランジションも無料版の範囲内のものに絞って使えば、透かしなく使用できるということですね。

比較的わかりやすく、直感的に使用できるレイアウトになっていますので、最初の第一歩にぴったりなソフトだと考えます。

無料ライセンスでは、右上に透かし（CapCutのロゴ）が入ってしまいますが、個人のSNS利用のためなどロゴが入っていても気にしないのであればよいでしょう。

企業が発信する場合は、この透かしが入らない有償版を使うことをおすすめします。

商用利用の可否については、日本語圏のインターネット上では意見が二分しています。「利用できないだろう」と解釈されている方と、「商用利用不可の素材を避ければ利用可能」と解釈されている方と居ます。

【商用利用できないと解釈されている方の情報】

【商用利用可能と解釈されている方の情報】

ここからは記事を読んだ私の見解です。

CapCutを動画編集ツールとして使用することに関しては、無料版・有料版問わずに商用利用可能でしょう。

ご自身が撮影した映像や、あらかじめ権利者に許諾を得た映像を使い、音楽や効果音についても商用利用できる素材を自ら調達していればOKです。

CapCutに内蔵されている音楽、効果音、画像、映像を使用する際は、それぞれの素材の規約を慎重に確認しましょう。TikTokで公開することは許可されていても、YouTubeやFacebookなど他の場所では使えない場合があるようです。

よみかた：ぶらっくまじっくでざいんだびんちれぞるぶ

ハリウッドの現場でも使われているプロ用動画編集ソフト。無料版が公開されております。

無料版では、GPUアクセラレーションに非対応であったり、10bit映像に非対応であるなど、対応ファイル形式に制限があるなど、いくつかの機能制限・性能制限がかけられていることに注意が必要です。

商用利用については、問題ないです。

もし有料版を購入したい時は、映像機器専門の販売店、System5さんがおすすめです。

Gigazineによると、fal.aiが動画編集ツール「AI Video Starting Kit」を公開したようです。

このツールは、ウェブブラウザ上で動画生成AIモデルの操作が可能になり、その場で編集することが可能です。

現在、デモサイトが公開されている状態です。

本格的なサービス提供の段階ではない状態ですが、操作感を試すことができそうです。

動画を生成AIで作成して、カット編集を行い、書き出しを行う、この過程を一つのプラットフォーム上で完結できることで、生成動画作成のワークフローが簡略化できることが魅力でしょう。